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監督の難しさ 

ダンディ、フローレス???


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6月3日号のフットボリスタの木村編集長の巻頭コラムに載っていたんです。
「(Guardioraの物腰は)ダンディ、フローレス(ベンフィカ)に近いが
 彼のように整然とした理詰めで選手を説き伏せるのではないと思う」
って。

ダンディかぁ。。。日本人男性からみてもキケはダンディなのですね。
理詰めで説き伏せるって、彼らしいけど、あまりやりすぎると選手はたまったものじゃないかも。


このコラムで木村さんはGuardiora成功の理由について書いているのですが
そこにとても興味深い言葉が。
あまり詳しくは書きませんが
「監督業の6割はクラブの理念を熟知することで‥‥
 何のために誰のためにプレーするか、チームに何が求められているのかと言う
 ハートの部分‥‥」
と、クラブを理解することが必要とおっしゃっています。

まさに私がこのところ感じていることなんですよね。
それはGuardioraからではなくウナイとキケから。

キケはバレンシアの選手として10年すごしたんだからバレンシアを理解していて当たり前。
ウナイは選手としても監督としてもビッグクラブですごしたことがないから、なかなかバレンシアを理解できない。
キケは一年目で3位。CL圏内に戻れたけど、ウナイは無理だったのはそんなところからなんじゃないかって。

バレンシアはそう簡単に理解できる単純なクラブじゃないですよね。
それはファンが一番よくわかっている。
ウナイも難しかったと思います。
是非来シーズンは今年の経験で学んだことを活かして、もっともっとバレンシアを良いチームにしてもらいたいですね。

やっぱり監督って奥が深い。
私は監督とともにその監督のスタッフにも興味があります。
特に第2監督の意味に。
誰か書いてくれないかしら。


キケは

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キケの続投は解任にともなうお金が高額になるからとかも言われていますが、
それでも良いじゃない?って私は思います。

いままでは結果がすぐにでなければ高額な違約金を払っても監督を代えていたクラブが我慢をしてもう一年任せてみることにした。

でもそれはやっぱり3位で、カップ戦を一つとった、と言うことがあるんじゃないでしょうか。
これが昨シーズンより低い順位ならクラブは我慢なんてしなかったと思います。
それにしょっちゅう練習場に足を運んでいるルイSDはキケの働きぶりを見ているはず。
彼の働きもルイSDはある程度の評価をしてくれたのでしょう。


キケも今シーズンでポルトガルのサッカーについて学んだだろうし、ベンフィカと言うクラブの特殊性もかなりわかったと思います。(まだ完璧に理解したとは言えないと思いますが)

2年目、彼はその理解の上にチームを作って行くことができます。
今シーズンとは違います。
もうすでに彼とルイは来シーズンのことを考えているそうです。

シーズン後半のキケのあまりのやつれように「もう帰って来ていいよ」って何度も思ったのですけど、続投が決まればやっぱり頑張ってもらいたい。

ベンフィカが出した答えが正解になるように、キケはもっともっと働かなくてはなりませんね。
そして今度こそリーグ戦のタイトルをとってフラメンコ踊ってね~!!!

今シーズンは単身赴任だったけど来シーズンは奥様、来てくださるのかな。。。

おまけ

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キケ、続投 

クラブから正式な発表があったわけではないですが。

ベンフィカがCMVM(la Comision de Mercado de Valores)という機関に対し、
「クラブはキケ・フローレスと来シーズンにむけた準備をしていること、
 彼との契約を破棄する意思のないこと」
ということを文章で表明したそうです。

ポルトガルのメディアには提出したその文章らしきものまで載っています。

 1)ベンフィカとエンリケ サンチェス フローレス氏は
  09-10シーズンの最後までの契約に入るという結論に達した。
 2)ベンフィカとエンリケ サンチェス フローレス氏は新しいシーズンに向けての
  検討を行っている。
 3)ベンフィカは現在の契約を一方的破棄するいかなる意思も持たない。
 4)そのほかに交渉しているような契約は一切ない。

ざっと訳すとこんな感じでしょうか。

うれしい気持ちもあります。
2年契約で、その2年目を見ずに終わりにしてしまうのは心残りも少しあったから。

そしてちょっとがっかり。
スペインに戻ってきてくれるかな、と期待していたので。

今は時間がないので詳しいことはまた後ほど。
しかしあのキケ解任報道はいったいなんだったのか。。。
メディアの先走りにしてはひどすぎる。